授業時間内にしかお給料が適切に支払われないコマ給は違法かつ重大な契約違反です。時間外労働に対する未払いが続くと、講師陣のモチベーションが低下し、生徒さんにも影響が出かねません。コマ給を放置しておくことは、生徒さんのためにもならないのです。
そのため、個別指導塾ユニオンでは、コマ給の改善を求めて、複数の塾と団体交渉を行っています。時間外の労働にお給料を払わないコマ給は違法ですので、塾の運営会社に対し、法律を守るよう繰り返し説得します。違法状態と知っていて改善しない場合には、労働基準監督署に申告し、是正指導を行ってもらうこともあります。
団体交渉を粘り強く進めていけば、授業時間以外の労働に対してもお給料が支払われるようになったり、これまでのサービス残業について遡及的に支払わせたりすることができます。こうして職場環境が改善されれば、一緒に働く他の講師の方や塾に通う生徒さんのためにもなります。ユニオンは、そうした改善を積み重ねて、個別指導塾業界全体から違法なコマ給を無くすことを目指しています。違法なコマ給を無くすためにユニオンに相談することは、社会正義に適うことです。