■個別指導塾ユニオンとは
個別指導塾ユニオンは、学生アルバイトの塾講師を中心に、個別指導塾における労働条件の改善に取り組む労働組合です。学生アルバイトの労働相談を受けるブラックバイトユニオン(http://blackarbeit-union.com/)のスタッフと、同ユニオンに相談にきた個別指導塾の講師の学生らで結成しました。
労働相談を受け付け、会社との話し合いをつうじて教室・会社・業界を健全化することで、安心できる環境で講師たちが働き、子どもたちが学べることを目指します。学生アルバイト以外の従業員の相談も受け付けます。個別指導塾以外の塾や家庭教師などの相談も受け付ける予定です。
■個別指導塾ユニオンを発足した経緯
個別指導塾ユニオン発足のきっかけは、2014年後半以降にブラックバイトユニオンに寄せられた数多くの学生アルバイト講師の労働相談でした。「授業前後で毎日1時間以上ただ働きをさせられている」「講師が少ないために大学の試験期間でも休ませてもらえない」「授業が回らなくなるから辞めることができない」。「まるで生徒たちを「人質」にとられたようだ――」。こうした内容の相談が後を絶ちません。
昨年からブラックバイトユニオンに集まった学生アルバイトの労働相談のうち、教育業界からの相談は全体の労働相談の3割を超えており、相談数は約100件に上ります。そのほとんどが個別指導塾でした。講師の学生たちの悩みに答えながら、私たちは個別指導塾業界の労働条件の改善の必要性を痛感し、個別指導塾ユニオンの発足を決意しました。
■会社に対して団体交渉を予定し、改善を要求していきます
個別指導塾ユニオンの活動内容としては、学生のアルバイト講師を中心に労働相談を受け付けつつ、団体交渉を行うことで、違法行為や学生に配慮しない働かせ方を改善させていきます。