■教育をお金儲けの道具にしないで
個別指導塾ユニオンのメンバーが、塾での働き方に対して違和感を持ったきっかけの一つとして、教育を単なるお金儲けの道具としか見ていない経営手法があげられます。
授業料は高いのに、なぜか自分にはきちんとお給料が支払われない。授業の準備時間にもお給料を支払ってほしいと訴えたら、「それなら授業の準備なんかしなくてよい。」と言われた。ほとんど研修もしてもらえないまま授業を任されてしまった。こうしたことが続くことで、私たちはふと疑問に思いました。うちの塾の経営陣は、本当に生徒さんのことを考えているのだろうかと。
塾長は言います。「生徒さんのことを思っていたらお給料のことをごちゃごちゃ言わないはず。生徒さんのことを考えていたら、お金が出なくても当然準備や報告に時間をかけるはず。」
でも、ちょっと待ってほしい。本当に生徒さんのことを思っているなら、高い月謝の中から、授業時間以外の労働に対してもお給料を払って、質の高い仕事をしてほしいと考えるはずじゃないか。講師の研修にも力を入れて、指導力の向上に努めるはずじゃないか。
生徒さんのことを本当に考えているのは、現場で生徒さんと直接向き合う私たち講師です。働いている時間に見合う正当なお給料を求めるのは、それだけ責任感を持って仕事をしていることの証です。教育に誇りを持っている私たちだからこそ、塾の経営陣に対して、教育をお金儲けの道具にしないでと求める権利があるのです。私たちが求めることは、高い月謝に見合うだけの教育サービスの実現と正当なお給料の支払いです。
個別指導塾ユニオンのメンバーになって一緒にコマ給を変えて、教育を良くしていきましょう。